2010年3月17日

第4回講習会終了

おかげさまで、無事に第4回のX線反射率法講習会を終了することが出来ました。
ご協力いただいた講師ならびに準備関係のご協力を頂いた全関係者の皆様、どうも有難うございました。

アンケート結果サマリ
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受講申込み受付総数 27 (第1回63 第2回50、第3回30)
取り消し       1 (第1回1、第2回1、第3回0)
欠席         0 (第2回2、第3回1)
出席者数      26 (第2回47、第3回29)

実習コース分け
       A 3名  B  5名  C 17名 不参加 1名 
                          合計26名
  (第2回 A 6名  B 18名  C 20名 合計46名)
  (第3回 A 6名  B  7名  C 16名 合計29名)

アンケート回答数  25 (回収率96.2%)
             (第2回93.6%、第3回96.6%)

満足度分布(10点満点)
 10 4名、9 6名、8 4名、7 3名、6 1名、5 2名
 無回答 5名
 無回答を除いた20名の平均 8.15

(参考)第3回
 10 4名、9 5名、8 7名、7 4名、6 2名、4 1名
 無回答 5名
 無回答を除いた23名の平均 8.04
 なお、無回答5名のうち2名が「中級編受講希望」と記入

(参考)第2回
 10 4名、9 5名、8.5 1名、8 16名、7 9名、
  5 1名、3 1名、2 1名、無回答 6名
 無回答を除いた38名の平均 7.75
 なお、無回答6名のうち3名が「再受講したい」と記入

講義内容について
「難しかった」と「やさしかった」と意見が分裂する傾向が、過去3回以上に目立つ。また、複数の講義の間での重複があり、整理したほうがよいとの指摘もある。

実習内容について
マン・ツー・マンの体制をとることができた経験者コースはたいへん好評。

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アンケート結果についての桜井の私見

○過去の第1~3回に続き、高い回収率であり、詳しいコメントが書かれたものもある。受講者は真摯に回答したと考えられ、また回答内容は至極もっともに思える。謙虚に受け止め、将来に生かすべき。

○同じ内容に対する評価、受け止め方がわかれているところもあり、多数の受講者のニーズを満たすためには、更に分析、検討が必要。今回、以前の講習会アンケートの回答を踏まえ、新規に中級コースを設置する一方、入門コースを一層懇切丁寧にする努力をしたつもりであったが、結果的には、中級コースの受講者は予想よりかなり少なかった。今回、講義は50分(共通講義は60分)と以前より長めにして、できるだけゆっくり話してもらうように、また時間を余らせ質問などもしてもらえるようにと事前調整をしてきたが、それでも時間が足りず、やや盛りたくさんすぎる結果になってしまったようだ。

○開催場所を初めて東京都内とし、ホームグラウンドを離れたたため、準備がたいへんになった面もあるが、この機会に思い切った合理化を行い、今後どこで開催するのも可能な体制は整った感がある。今回、受講者数は過去3回よりも少なかったが、多くの受講者にとって参加しやすい東京都心での開催は、今後も継続すべき。

○講義については、共通講義を60分とし、他の講義も各50分とし、さらに入門コースでは矢野さんによる2コマ連続講義の仕組みも導入して(これはかなり成功であったと思われる)、過去3回の講習会での消化不良気味になりそうな問題をできるだけ解決しようと試みた。そういう方針ではあったが、実際の講義内容では、依然、同種の問題が残されており、次回以後も改良が必要。

○実習については、受講者自身がPCとソフトウエア、自ら解決したい課題とデータを持ち込むAコースは、第2,3回に続き非常に好評であった。人数が少ないこともプラスに働き、他の講師の応援を得てマン・ツー・マン体制を敷くことができた点がよい。人数が増えた場合、対応は容易ではないが、特色ある企画であり、今後も継続が望まれる。初心者のCコースには、過去の3回と同様、経験のある人も参加しており、本来はA,Bコースでも構わない人がおり、一方で、本当の初心者は、体験以前の内容を習得することを志向している。この切り分け方法は未解決であり、第4回目でもまだ手探りを続けている状況。シミュレーションの方法を講師が実演することについても、受講者自らの体験(Bコースと似た)を希望する声が多数あり、今後の改良を検討。

○相談デスク(昼休み)は、会場の面積の都合があり、2会場に分けていたのが裏目にでて、その混雑度合いに大きな差が生じてしまったようだ。これはもともと入門コースと中級コースで人数のアンバランスがあり、それがそのまま跳ね返ってしまった。共通の会場でできればよかったのだが、今回は物理的に難しかった。それだけに何らかの工夫が必要であったところ。

○講義、実習、相談デスクについて、不十分点がなお残るとしても、どの講師もよく 努力し、健闘し、第3回までに明らかにされた問題を改良する方向で前進することができているように思う。多様な受講者のニーズにどうこたえるかは永遠のテーマであるかもしれないが、諦めることなく、今回よりもよりよい講習会にする努力を継続。

○第5回講習会にむけて
・東京開催の方向で検討
・開催時期については要検討。
・開催規模は今後も30名を割り込む可能性が高いと思われる。その程度の規模にふさわしいカリキュラムを検討する。