2009年12月10日

埋もれた界面シンポジウム(3/18, 東海大)

かねてより計画しておりましたシンポジウムの開催が正式に決まりました。

来る2010春の応用物理学会((3月17日(水)~3月20日(土)、東海大学)の折、
3月18日(木)に、「X線のによる埋もれた固液界面の精密科学の可能性」シ
ンポジウムを開催いたします。

2009年の筑波大でのシンポジウムもそうでしたが、今回も理論系の先生方のご講
演を交え、まる1日をフルに使って、相互討論を行おうとしている点が特色になっ
ていると思います。また、終了後に懇親会も計画しております。

当研究会の2010年第2回研究会を兼ねておりますので、皆様にはぜひともお
集まり頂きたく、よろしくお願い致します。

日時: 2009年3月18日(木) 9:00~17:20
場所: 東海大学湘南キャンパス(神奈川県平塚市北金目1117)
(会場の詳細は、後日アナウンスいたします)
http://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/shared/pdf/shonan_campus.pdf

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X線による埋もれた固液界面の精密科学の可能性

固液界面では、固体側、液体側ともにバルクとは異なる特異な性質を持つことが
知られており、そこで生じる反応や機能発現には基礎、応用両面から関心が持た
れている。埋もれた界面の原子配列や分子レベルの構造を非破壊的に解明するに
は、X線の利用が有力であるが、技術的な制約もあり、固液界面への適用はそれ
ほど多くは行われてこなかった。最近、高輝度シンクロトロン放射光等の最先端
のX線技術により困難を克服し、固液界面の精密計測を試みようとする機運が高
まってきている。およそ数10年前、超高真空の技術と原子レベル計測技術が、
表面研究の質を大きく変え、エレクトロニク ス等の応用分野にも多大な影響を
与えたが、それにも匹敵する革新が固液界面の分野にももたらされるのではない
かと期待されている。本シンポジウムでは、X線による固液界面の構造研究に取
り組む第一線の研究者のみならず、理論研究者も加わり、X線による固液界面の
精密科学の可能性を討論する。

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