2017年7月16日

埋もれた界面ワークショップ2018 について

2018年1月に茨城県つくば市で2.5 日間の「埋もれた界面ワークショップ」を開催します。

名称 薄膜・多層膜の埋もれた界面のX線・中性子解析ワークショップ 2018
http://xray-neutron-buried-interface.jp/2018ws.html
日時 2018年1月21日(日)~23日(火)
場所 (国)物質・材料研究機構千現地区 第1会議室
(〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1 電話: 029-859-2000(代表))
http://www.nims.go.jp/nims/office/tsukuba_sengen.html

ナノテクノロジーの研究開発においては、物質によって覆われた「埋もれた界面」の原子配列や分子レベルの構造を解明する必要がある。こうした研究対象を非破壊、かつ定量的に解析するには、表面・界面敏感なX線・中性子等の活用が最も有望であるものの、半導体・電子デバイスから化学・バイオ系に至るさまざまなタイプの複雑さをも伴った薄膜への適用は必ずしも単純にはゆかない。また、測定上の困難はあったとしても、不均一さ、時間的変化をこれまで以上に研究することが重要になってきている。埋もれた界面のX線・中性子解析に関わる、こうした課題の検討は、わが国においては、2001年12月のフォトン・ファクトリー研究会(茨城県つくば市)を契機として、約17年間にわたって継続的に行われてきた。その間、世界各地で新第3世代光源が多数建設され、X線自由電子レーザーの利用が始まり、加速器ベースの大強度中性子源を活用した研究も広がりを見せるなど、X線源・中性子源の発展は著しいものがある。

本研究会では、こうした新しいX線源、中性子源を効果的に活用し、これまでの未解明の問題に手がかりを与える研究テーマについての討議を深め、現在の進捗と将来計画を交流するとともに、新分光器、検出器、特殊試料セル等の技術開発に関するさまざまなレベルの意見交換を行う。本研究会の多くの参加者は、加速器・原子炉等の大型施設の利用者でもあるが、消費的な利用者ではなく、科学研究において一級の生産者であるための高度利用をめざしたいと願っている。その文脈の中で、次の5年、10年の新たな研究の方向性を語る機会としたい。

順調であれば、3週間以内程度で、全プログラムを決めてしまいたいと思っております。ご講演ご希望の方は、お早目のご連絡をお願いいたします。

以下をクリックして参加申し込みをなさってください。

http://xray-neutron-buried-interface.jp/ApplicationWorkshop2018.html

2001年12月から数えて、22回目のワークショップ・シンポジウムになります。2日程度以上の長さで行ったものは、10回目になります。直近は、2013年京都の JSAP-MRS 国際会議、2012年06月 埋もれた界面のX線・中性子解析 2012ワークショップ(PF研究会「薄膜・多層膜の埋もれた界面の解析 ー高度な量子ビーム源による新しい研究の方向性」)(高エネルギー加速器研究機構)があります。

(ご参考)以前に開催した21回のワークショップのリスト
http://xray-neutron-buried-interface.jp/post-4.html

ご要望、参加表明など、お待ちしております。

よろしくお願いいたします。